「住基ネット8月5日実施を許さない」にお集まりのみなさん、こんにちは。
私は先日、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」に厚生労働委員会
においてただ一人反対しました。野宿生活者の現状にかんがみ、国や地方公共団体
の責務を明らかにし、自立支援の特別立法の措置がとられたことは大いに評価でき
ます。しかしこの法案は野宿者の排除を可能にする危険な法律なのです。私はその
部分が削除されない限り、法案には賛成できませんでした。なによりも「いのち」
「人権」が大事だと考えるからです。
「住基ネット」の稼働は国家による国民管理の第一歩です。また個人の情報をき
ちんと保護する法律を整備する前にこういった制度を導入することは大変危険なこ
とです。一度情報が漏洩すればそれは大問題になります。防衛庁のリスト問題など
が明るみになり、また稼働凍結や延期を求める多くの自治体からの異論の声が挙が
っているのにもかかわらず、政府は導入の意志を崩しません。もっと現場からの意
見に耳を傾け導入を思いとどまるべきです。
現在政府は弱者を的にした「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医
療及び観察等に関する法律案」など次々と人権侵害の法律を作ってきており、大変
危険なものを感じます。政府はハンセン病患者隔離政策の反省にまったく立ってい
ません。少数者の人権を踏みにじり隔離をしていく考えはとても危険です。同法案
や住基ネットをはじめとしたこれらの法案は、個人の自由を奪い、国が国民を管理
する管理社会への第一歩です。この流れは有事法制へとつながっていきます。
8月5日の実施まで時間は多く残されていませんが、今こそ私たち大人がその責任
としていのち、人権が何よりも大事にされる社会へ変えていかなければなりません。
最後まであきらめず、ともにがんばりましょう。
衆議院議員 川田悦子